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中国旅行でトラブルにあったら?日本国総領事館を知っておこう【重慶】

中国旅行でトラブルにあったら?日本国総領事館を知っておこう【重慶】 中国旅行
中国旅行でトラブルにあったら?日本国総領事館を知っておこう【重慶】
hikari
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こんにちは、hikariです。
このブログでは中国文化・日中国際夫婦としての体験談を綴っています。

中国旅行で「日本国総領事館」と聞いても、ほとんどの人には関係ない場所に思えますよね。

でも実は、観光客でもいざというときの駆け込み寺になる、とっても大事な場所なんです。

今回の記事では、日本国総領事館がどういった場所なのか、

そして私が中国で入籍したときに訪れた「在重慶日本国総領事館」での体験をまとめてみました。

日本国総領事館について

日本国総領事館は、外務省の海外窓口のひとつ。

海外で暮らす日本人や、滞在中の旅行者をサポートしてくれる場所です。

例えば…

  • パスポートをなくしたときの再発行
  • 結婚や出生など戸籍関連の届出
  • 事件・事故に巻き込まれたときのサポート
  • 現地で病院に行くときの通訳紹介
  • 外国人の日本ビザ申請(こちらは現地の人向け)

観光で行くことはほとんどないけれど、もしものときに頼れる大切な場所です。

旅行者の場合では、以下の状況で必要になる場合もあるのでチェックしておきましょう。

  • 事件・事故に巻き込まれたときのサポート
  • 現地で病院に行くときの通訳紹介

大使館と領事館って何が違うの?

海外に住む日本人をサポートしてくれる機関は、大使館領事館があります。

その2つの役割には少し違いがあります。

▶︎大使館

  • その国の首都に1つだけ設置される、日本の「外交拠点」。
  • 大使(大使館のトップ)が国と国の公式なやり取りを担当する。
  • 政治や経済の交渉、政府間の連絡がメイン。
  • 領事業務(パスポート発行・戸籍手続きなど)も行う。

▶︎領事館(総領事館)

  • 大使館の補助的な役割。
  • 首都以外の主要都市に置かれることが多い。
  • 日本人の生活サポート(パスポート・婚姻届・事件事故の相談など)がメイン。

例えば、中国なら以下のような形で設置されています。

旅行中は覚えておくだけでOK

旅行者にとっては、

  • 首都なら大使館
  • 他の大都市なら領事館

と思っておけばOKです。

どちらも「日本人を助けてくれる場所」という点では同じなので、何かあったときは遠慮せず頼って大丈夫です。

私が日本国総領事館に行った理由

今回の中国旅行では四川省を訪れ、そこで在重慶日本国総領事館を利用しました。

私が日本国総領事館に行った理由は、中国での入籍手続きの後、日本の戸籍に反映させるための届出を出すためでした。

そのため、この記事では以降の段落より「在重慶日本国総領事館」を利用した雰囲気についてまとめています。

届出の手続きや必要書類については、別の記事に詳しくまとめています。

在重慶日本国総領事館の管轄エリア

重慶の日本国総領事館
日本国総領事館のあるビルの入り口

私が訪問した重慶日本国総領事館では中国内陸西部地域を管轄しています。

外務省公式によると、

管轄地域の例

  • 重慶市
  • 四川省
  • 貴州省
  • 雲南省

主に中国の内陸西南部を担当範囲としています。

どんな人が利用する?

重慶日本国総領事館を利用するのは:

  • 重慶・四川・貴州・雲南に住んでいる日本人
    • 駐在員、現地採用社員
    • 家族帯同の方
    • 留学生
    • 結婚して現地に定住している人
  • 旅行や出張中の日本人
    • パスポートの紛失や盗難
    • 病気・事故などの緊急対応
  • 現地の中国人
    • 日本に行くためのビザを申請する場合

旅行者が使う場合の例

中国西部の人気観光地として:

  • 四川省(成都、九寨溝など)
  • 雲南省(昆明、大理、麗江など)
  • 貴州省(黄果樹滝など)
  • 重慶市内(洪崖洞、磁器口など)

で何かトラブルがあったとき、最寄りの総領事館は重慶になります。

重慶の日本国総領事館へのアクセス

項目内容
正式名称在重慶日本国総領事館
住所重慶市渝中区民族路188号 環球金融中心(World Financial Center)42階
開館時間月〜金 8:45–12:30/13:30–17:30
休館日土・日・中国の祝日、日本の祝日
必要なものパスポート

地下鉄「臨江門(临江门)」駅からのアクセス

日本国総領事館アクセス
「臨江門(临江门)」駅周辺の地図
「臨江門(临江门)」駅周辺の地図

在重慶日本国総領事館はWFC环球购物中心(重慶環球金融中心)というビルの42階です。

最寄り駅は、地下鉄「臨江門(临江门)」駅。

WFC环球购物中心(重慶環球金融中心)は五四路(通り)沿いにあるため、「临江门(臨江門)」駅1番出口から徒歩5分かからないくらいです。

1番出口からまっすぐ進み、
右手にスターバックスが見えたら五四路通りです。

五四路通りを渡った先の建物(3階までがベージュの建物)がWFC环球购物中心(重慶環球金融中心)になります。

日本国総領事館が入っているビル
正面のベージュと白のビル

2番出口からのルートも紹介

最短ルートは1番出口なのですが、
2番出口から出てしまった方のために、2番出口からのルートも紹介します。

「臨江門(临江门)」駅2番出口
「臨江門(临江门)」駅2番出口

まず、写真の2番出口を背にして右に進みます。

2番出口すぐの都市广场(都市広場)を右手にした状態で進みます。

都市广场(都市広場)
都市广场(都市広場)の前を横切る
都市广场(都市広場)を過ぎたあたり

しばらくすると見える五四路(通り)を右に曲がります。

※徒歩だと道が緩やかに右に曲がっているので、意識することなく五四路通りに入ることになるかもしれません。

そこからしばらくすると、右手にローソンが見えます。
その近くの信号を渡ったあたりからアーケードのある道に入ります。

日本国総領事館の近くのアーケード
アーケードの道

写真は12月のものなので、クリスマス仕様のイルミネーションだったかもしれません。

そこを抜けるとWFC环球购物中心(重慶環球金融中心)のビルが見えてきます。

アーケードを抜けた先の日本国総領事館
アーケードから見える日本国総領事館のあるビル

重慶の日本国総領事館の雰囲気

重慶の日本国総領事館
WFCビルの国泰艺术中心の向かい側の入り口

WFC环球购物中心(重慶環球金融中心)では、出入口がいくつかあります。

私が把握する入り口としては2つ

  • 江家巷(通り)沿い(国泰艺术中心(国泰芸術センター)の向かい側)
  • 五四路(通り)沿い

国泰艺术中心(重慶国泰芸術センター)とは下の写真にある赤いモダンな建物です。
この国泰艺术中心の向かい側の入り口から入ると、すぐの所に受付があります。

五四路通り沿いの入り口から入っても、中から受付に回り込むこともできます。

WFCビルの入り口から見た国泰艺术中心(国泰芸術センター)
WFCビルの入り口から見た国泰艺术中心(国泰芸術センター)

では、実際にWFC环球购物中心(重慶環球金融中心)の内側での流れを紹介します。

1階で受付

受付では複雑な手続きなどは不要です。

身分証(パスポート)を見せて用件を伝えると、セキュリティゲートを通過するためのQRコードを印刷してもらえます。

もしもの時のために…

パスポート紛失で利用する場合では、身分証があればセキュリティゲートを通過するQRコードを発行がスムーズなので、パスポートのコピーを旅行の事前に準備しておきましょう。

ただ、受付の方は日本語が話すことができなさそうだったので、翻訳機を使うか、パスポートのコピーと一緒に「盗難に遭いました」などのメモを事前に準備しておくといいかもしれません。

エレベーターで42階へ

在重慶日本国総領事館
在重慶日本国総領事館へは35階で乗り換えが必要

ゲートを通過しエレベーターに乗りますが、42階まで直接上がることはできません。

35階で乗り換える必要があります。

在重慶日本国総領事館
在重慶日本国総領事館

42階に到着したら案内板に従って進むと警備員がいるのでわかりやすいです。

また、入室前にはスマホを含む荷物をロッカーに預ける必要があります。

手続きによってはお金が必要な場合があるので、財布は手に持っていてもオッケーです。

警備員の方々は日本語が話せなさそうでしたが、日本国総領事館のスタッフはもちろん日本語が通じるので安心してください。

日本語力に関しては担当にもよりますが、外国語訛りの日本語といった印象。

といっても私の場合は、必要書類を出して、担当の方と一緒に確認して、という流れで思ったよりスムーズでした。

日本語で相談できるというだけでも、海外での手続きの不安がかなり減ります。

旅行中の「もしも」に備えておこう

しかし日本国総領事館は旅行中に行くことは滅多にありません。

でも、例えば以下のような状況で頼れる、困ったときの駆け込み寺として覚えておくと安心です。

  • パスポートをなくしたとき
  • 犯罪被害にあったとき
  • 体調を崩して病院に行きたいとき

まとめ|「何かあったらここがある」と思うだけで安心

今回は入籍の手続きで訪れた重慶の日本国総領事館でしたが、旅行者にとっても「もしものときに頼れる場所」として知っておいて損はありません。

パスポートのコピーを念のため準備しておく
領事館の住所と連絡先をメモしておく

これだけでも海外旅行の安心感が変わります。

四川省への旅行を計画中の方はもちろん、中国旅行を計画される方に少しでも参考になれば嬉しいです。


このブログでは、他にも中国旅行の体験を記録をしています。

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