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中国の家庭の味「茶葉卵」を手作り|中国人の夫が作った中国式ゆで卵

中国の家庭の味「茶葉卵」を手作り|夫の本格レシピに挑戦!味と香りの再現に成功 日中夫婦
中国の家庭の味「茶葉卵」を手作り|夫の本格レシピに挑戦!味と香りの再現に成功

茶葉卵(チャーイエダン)は中国の定番料理です。

中国人の夫いわく、中国では朝ごはんの時に卵を食べる習慣があるようです。
でも「普通にゆで卵を食べるのは物足りない」とのことで、香り豊かな茶葉卵にして食べるのが定番なんだとか。

夫も、学生のときによく食べたようで、時々無性に食べたくなるらしく、家で作ってくれたことがあります。

hikari
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…とはいえ、最初はちょっとした失敗もありました笑

今回は、そんな夫が家庭で作ってくれた茶葉卵のレポートをお届けします。
1回目は少し失敗、2回目は大成功! その奮闘の記録と、家でも作れるちょっとしたコツをご紹介します。


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茶葉卵とは?

hikari
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そもそも茶葉卵とは?

茶葉卵とは、中国で昔から親しまれている煮卵の一種です。

中国語では「茶叶蛋 (chá yè dàn)

茶葉卵とは、紅茶や八角、シナモンなどのスパイスで煮込んだ味付き卵で、中国ではとてもポピュラーな軽食。

屋台や飲食店などでもよく見かけるほど、日常的な軽食の定番で、家庭でもよく作られています。
また、中国の人にとってはちょっとした懐かしさを感じる味でもあります。

茶葉卵てどんな食べ物?

特徴は、なんといってもその独特な香りと見た目

紅茶八角シナモンなどのスパイスで煮込むため、ゆで卵とは思えないほど奥深い味わいになります。

日本ではなかなか馴染みのないスパイスが使われているため、初めて食べると「これは卵なのに、まるで漢方のような香りがする…!」と驚かれるかもしれません。

作るときのポイントは、卵の殻にヒビを入れること

hikari
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一度ゆで卵にしてからヒビを入れます

ヒビを入れることで煮汁が中に染み込みやすくなり、時間をかけてじっくり煮込むことで、味が黄身まで届くようになります。

また、殻にヒビが入ったまま煮ることで、卵の表面に茶色い模様が浮かび上がります。
この模様がまるで大理石のように見えることから、「マーブルエッグ」と呼ばれることもあるそうです。

茶葉卵は、単なる味付き卵以上に、文化や記憶がしみ込んだ食べ物
中国の味をもっと知りたい人には、ぴったりの一品です。

今回使用したのは、市販のスパイス入りティーバッグタイプ

茶葉卵に使用したスパイス入りティーバッグ
使用した市販のスパイス入りティーバッグ

茶葉卵を作るためのスパイス入りティーバッグを使用しました。
中には、茶葉や香辛料がバランスよくブレンドされていて、家庭でも本格的な香りと味わいが楽しめます。

茶葉卵に使用するスパイスの一覧はこちら:

  • 紅茶
  • 桂皮(シナモン)
  • 高良姜
  • 八角
  • 花椒(中国山椒)
  • 甘草
  • 小茴香(フェンネル)
  • 荒菰籽(※草の種の一種と思われる)
  • 香葉(ローリエ)
  • 肉蔻(ナツメグ)
  • 丁香(クローブ)
  • 白芷(よろいぐさ)
  • 陳皮(みかんの皮)

このスパイスの組み合わせは、漢方のような香りがありながらも、卵にほんのりとした甘さと奥行きを与えてくれます。

特に八角・花椒・シナモンの香りが印象的で、異国感たっぷりの味わいでした。
そして甘味は甘草によるものかもしれません。

茶葉卵に使用するスパイス入りティーバッグの原材料など
原材料など

最初の挑戦:あれ…?ちょっと薄味?

さっそく市販の茶葉卵用のスパイス入りのティーバッグを使って作ってくれたのですが、1回目はちょっと味が薄め。

卵に色はついていたものの、中まで味がしみておらず、「香りはいいけど、これはほぼ普通のゆで卵だね…」と、二人で苦笑い。

とはいえ、このときの失敗が逆に火をつけたようで、夫はリベンジを決意しました。

工夫した2回目、茶葉を増やしてみた

2回目は明らかに気合いが違いました。

  • スパイスティーバッグを1〜2袋追加
  • 卵の殻をあえてすべて剥いて煮込む方式に変更
  • 一晩、煮汁に漬け込み熟成させる

煮込んでいる途中から部屋中にスパイスのいい香りが漂い、「今回は違うかも」と期待が高まります。

茶葉卵を食べてみた
中国人の夫が作った茶葉卵

そして翌日…茶葉卵の完成

そして一晩、煮汁に漬け込んでから食べてみると…
「これだ!」という香りと味。

香りはしっかり、さらに味も中まで染みていて、ほんのりと甘みのある優しい味わい。
見た目は大理石模様が出なかったものの、味の完成度には大満足でした。

hikari
hikari

夫もかなり満足気な様子だった

茶葉卵
色も濃くなった気がする茶葉卵

家で作れる!茶葉卵のちょっとしたコツ

hikari
hikari

夫いわく、美味しい茶葉卵を作るには次のポイントが大切だそうです!

  1. 卵の殻にしっかりヒビを入れること
     →模様ができ、煮汁が中まで染みやすくなります。
  2. スパイスや紅茶はケチらないこと
     →香りと味の奥深さが決まります。
  3. 一晩以上、煮汁に漬け込むこと
     →冷めるときに味が染みるので、時間が美味しさを育てます。

補足Tips:
・使用する紅茶は、プーアル茶やウーロン茶でもOK。
・味の濃さは、煮込み時間とスパイスの量で調整できます。
・殻を剥く方法は、時短にはなりますが見た目は少し妥協ポイント。

まとめ:食卓に広がる異文化の味

こうして、わが家の茶葉卵リベンジは無事成功しました。

中国で慣れ親しんだ味を再現しようと試行錯誤する夫と、それを見守る私。

ちょっとした失敗も含めて、異文化が生活に自然と溶け込んでいくのを感じた出来事でした。

もし中国の味に興味がある方は、ぜひ一度、茶葉卵を手作りしてみてください。
家庭でも意外と簡単に、深みのある“旅する卵”が味わえますよ。

あとがき|ちょっとした食文化の橋渡し

今回は夫が懐かしの味を再現してくれましたが、こうした食卓での交流を通して、文化って自然と染み込んでくるものなんだなと感じました。

要するに言葉や制度の違いだけじゃなく、「食」も立派な文化交流。

これからも、そんな小さな異文化体験をブログで記録していけたらと思っています。

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