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書籍紹介『好きな服だけ着ればいい』|個性派アパレル勤務時代に読んだ、自己肯定の教科書

『好きな服だけ着ればいい』感想|個性派アパレル勤務時代に読んだ、自己肯定の教科書 読書記録
『好きな服だけ着ればいい』感想|個性派アパレル勤務時代に読んだ、自己肯定の教科書

『好きな服だけ着ればいい』を手に取ったのは、ちょうど個性的なアパレル会社で働いていた頃でした。

「どうやったらあんなふうに着こなせるんだろう?」

個性的なファッションを自由に楽しんでいる人を見ると、ふと立ち止まってしまうことがあります。

ファッションの世界に身を置いていたからこそ、実は「自分が本当にいいと思うもの」がわからなくなる瞬間がありました。

だからこそ、この本の「誰かのためじゃなく、自分が好きな服を着ればいい。」というメッセージに、心をまるごと掴まれたのを覚えています。


フルカラーでページをめくるたびに楽しい1冊

まず、この本の第一印象は「見ているだけで楽しい!」

まるで芸術雑誌を眺めているような気分で、全ページがフルカラー

もちろん、おしゃれのテクニックや着こなしのポイントも紹介されています。
しかしそれ以上に印象的だったのは、「自分をどう表現したいか?」という深い問いかけでした。

言い換えれば、ファッションは自己肯定の手段でもある、そんな気づきを与えてくれる本です。


目に入ってくるものは、あなたに影響を与える

読んでいて一番心に残った言葉があります。

それが…

「目に入ってくるものは、あなたに影響を与える」という言葉です。

言われてみれば、私たちは毎日たくさんの情報を目から取り入れています。

無意識に眺めている風景やSNSの投稿、部屋のインテリア、そして自分の着ている服。
それらが、気分や価値観に少しずつ影響していることに、改めて気づかされました。

だからこそ、何を身につけるか、何を目にするかは、思っている以上に大事なんですね。

視覚の力って、自分の内面まで動かす力があるんだなと感じました。


ビジョンボードで“未来の自分”を描いてみる

この視覚の力に関連して紹介されていたのが、「ビジョンボード」という考え方です。

これは、自分がなりたい未来像や叶えたい夢を、写真や言葉などで1枚のボードにまとめて“見える化”するというものです。

ドリームボードとも言います。

私はもともと「引き寄せの法則」に興味があありました。
「引き寄せの法則」でも叶えたい夢は言語化するといいとういう話はよくあります。

なので、このアイデアにはすぐに惹かれました。
似たような発想に触れたことがあったからこそ、すんなりと自分の中に入ってきたんだと思います。

未来の“なりたい自分”をイメージしながら、それを視覚的に形にしていく。
そのプロセスには、不思議とワクワク感がありました。

理想の未来を先取りするように、自分の人生にあるすべてのものを“なりたい自分にふさわしいもの”に整えていく感覚が、とても前向きで心地よかったです。

自分の目に触れるところに置くことで、日々の選択や行動も変わっていって、未来が少しずつ動き出すんです。


スクラップブックから見つけた「私らしい服」

この本を読んだあと、私は実際に「自分だけのビジョンボード」のようなことを始めてみました。

具体的には、気になった服の写真をスクラップブックのように手帳に貼っていくというシンプルな方法です。

雑誌やネットからいいなと思ったものを集めていく。
そのうちに、「私はこういう服に惹かれるんだな」と、自然と“理想の自分像”が見えてきました。

そしてそのイメージをもとに何着か服を選んでみたところ、なんとその服はよく褒められるようになりました。
やっぱり、自分の“なりたい気分”に合った服を着ていると、気分も上がるし、人からの反応も変わるんですよね。

他人の評価基準ではなく、「私が好きだから」という理由で服を選べたこと。
それこそが、この本から得た一番の学びだったと思います。

『好きな服だけ着ればいい』を読んでやってみた手帳でビジョンボード
当時の手帳

まとめ:『好きな服だけ着ればいい』を読んで

『好きな服だけ着ればいい』は、単なるファッションのハウツー本ではありませんでした。
むしろ、自分の人生を自分でデザインするためのマインドセットを教えてくれる一冊だと感じました。

好きな服を選ぶこと。
未来の自分を想像すること。
どちらも「なりたい自分」への第一歩だと思います。

だからこそ、「今、何を好きだと感じているか」にちゃんと目を向ける。
そうしたら自信って自然と湧いてくるのかもしれませんね。

さらに言えば、理想の人生に“なりきる”ことの大切さもこの本から教わった気がします。

視覚で感じ続けたことは、じわじわと自分の思考や行動、そして人生そのものに影響を与えていくもの。
だからこそ、自分の周りにあるものすべてを、理想の自分にふさわしいものに整えていく

そういう意識が、未来を少しずつ動かしていく、ということを教えてくれた一冊でした。

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