中国重慶を訪れたら見逃せないのが「朝天門」です。
重慶の人気観光地でもある朝天門(チャオティエンメン)を訪れたとき、
- 近未来的な高層ビル
- 洗練されたショッピングモール に圧倒されました。
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「中国=値切り文化」という昔ながらのイメージが、いい意味でくつがえされた一日でした。
2時間程度の滞在でしたが、今回はそんな朝天門でのショッピングと絶景体験について簡単に綴ります。
このブログはこんな人におすすめ!
- 上海や北京以外の大都市を簡単に知りたい方
- 重慶旅行を考えている方
- 最新の中国カルチャーや都市の雰囲気に興味がある方
朝天門ってどんな場所?

重慶の朝天門は、嘉陵江と長江の合流点に位置する、まさに都市のランドマーク。
そこににそびえる「来福士広場(Raffles City Chongqing)」は、オフィスビル、ホテル、サービスアパート、ショッピングモールが一体となった超大型複合施設です。
手がけたのは、シンガポールの大手不動産会社。
中国ではすでにいくつも同じシリーズのビルがありますが、ここ重慶の来福士は最大級のスケールなんだとか。
私が訪れたときも、広場やモールの周辺には多くの観光客や地元の人たちが行き交い、とてもにぎやかでした。
「今の中国って、こんなに進化してるのか!」
その光景を目の当たりにして、これまでのイメージが変わりました。
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かつての私は、中国に対してどこか昔ながらの印象を持っていました。
たとえば「ローカルでごちゃごちゃした街並み」「値切り交渉が当たり前」といった、昭和のアジア旅行のようなイメージです。

でも、実際に朝天門を歩いてみると、その印象はがらりと変わりました。
スターバックスやポップマートが並ぶ洗練されたモール、清潔に整えられた広場、そして空に向かって伸びる高層ビル群。
そこでは、私の中にあった“古い中国”を塗り替える、新しい都市の姿がありました。
朝天門へのアクセス
最寄りは地下鉄「朝天門」駅です。
駅を出て川沿い方向に歩いていくと、ガラス張りの巨大な建物「来福士モール(Raffles City Chongqing)」が見えてきます。
そのモールのすぐ隣にある広場が、朝天門広場です。
洪崖洞から朝天門へ、徒歩でのんびり散策
私が朝天門を訪れたときは、観光スポットとして有名な洪崖洞(ホンヤードン)から歩いて向かいました。
距離にしておよそ1kmちょい、徒歩15~20分ほど。
気候のいい日なら散歩コースとしてもおすすめです。

Googleマップを見ながら歩けば迷うこともなく、他に観光する人も多いので安心です。
タクシーや地下鉄も便利ですが、街歩きをしながらアクセスするのもまた一つの楽しみ方だと感じました。
ショッピングモールでぶらぶら散策

来福士モールでは、日本でもおなじみのスターバックスや3CEなどのチェーン店がいくつか入っています。
中でも目を引いたのは、【POP MART(ポップマート)】のショップ。
中国発の人気フィギュアブランドで、日本でも原宿に店舗があったり若者たちに大人気です。
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やっぱり認識のあるショップを見かけると嬉しくなります。
値切ってみた話

モールでは、せっかくならと買い物を楽しみました。
そこでファッション雑貨を購入したのですが、一緒だった夫が値段交渉を始めました。
すると、
「私はオーナーではありませんので権限がありません」
「チェーン店なので値段を変えることはできません」
と言われてしまい、値切ることができませんでした。
「中国って値切る文化があるんじゃないの」と昔のイメージを持っていた私ですが、都心では今やそんな光景はなくなりつつあるようです。
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むしろ、商品の価格はきちんと統一され、接客もどこか日本に近い雰囲気すらありました。
(小話|値切る中国人)
私は以前、アパレル会社に勤務していました。
そこでは外国人観光客が非常に多く、中国人の入店ももちろんあったのですが、
当時の中国人のお客様のイメージはというと…
とにかく値切る!!
そういう文化なんだなぁと感じていたわけですが、
中国でも一部は値切れないようになってきているということなんですね。
今後、それが広まれば、日本でお買い物を楽しむ中国人も値切る人は減っていくんだろうな、と思いました。
逆に言えば、中国で買い物するときに「値切れないのか」と少し残念にも思ったり。
朝天門広場|都会的で洗練された雰囲気に驚き

来福士モールをぶらぶらした次に、そのまま外に出て朝天門広場へ。
モールのすぐ隣にあるこの広場は、長江と嘉陵江の合流点に面していて、何よりも開放的な空間でした。
朝天門広場からは、川と高層ビル群の景色を一望できます。
そこでは川の向こう側のビルを眺めながら、中国のスケールの大きさ感じました。
朝天門広場からの景色

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その景色から「重慶の上海」と呼ぶ人もいます。
なんなら上海に来た気分で観光を楽しむ人もいるんだとか。
まさに「中国の今」を体感するひとときでした。
ビルの合間にクルーズ船が行き交い、さらに夜にはライトアップされた街並みが広がります。
重慶が“山城”でありながら、“水の都”としての顔も持っていることを、朝天門の風景からも感じます。

二つの川の合流地点

朝天門広場の最大の見どころは、なんといっても長江と嘉陵江の合流地点です。
二つの川の特徴は水の色が全く違うこと!
- 嘉陵江:美しい碧緑色(エメラルドグリーン)
- 長江:茶色がかった黄色
この二色の水が混じり合う場所です。
まとめ|過去のイメージを塗り替える、重慶の朝天門
昔ながらの中国を想像していた人にとって、朝天門はいい意味で“裏切られる”場所です。
近代的でスタイリッシュな空間、整った都市インフラ、そして世界と肩を並べるブランドの数々。
「今の中国って、こんなに変わってるんだ」
今回は2時間程度の短時間滞在でしたが、そんな驚きとともに、旅の記憶に強く残るスポットとなりました。
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中国に対して抱いていた“昔ながら”のイメージは、実際に訪れてみて初めて塗り替えられるのかもしれません。
朝天門での風景は、まさにその転換点だったと感じています。
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