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街子古鎮ってどんなところ?義家族との一泊旅行で感じた中国の旅情【四川・成都】

街子古鎮ってどんなところ?義家族との一泊旅行で感じた中国の旅情 中国旅行
街子古鎮ってどんなところ?義家族との一泊旅行で感じた中国の旅情
hikari
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こんにちは、hikariです。
このブログでは中国文化・日中国際夫婦としての体験談を綴っています。

街子古鎮(ジエズーグージェン)は、四川省にある歴史ある町並みが美しい古鎮です。

例えば日本の岡山県の倉敷美観地区のような雰囲気で、古い建物が整備され、観光とローカルの暮らしがうまく溶け合っている素敵な町でした。

私は中国人の夫との結婚をきっかけに初めて中国を訪れ、義家族の家を拠点に2週間過ごしました。

その中で、一泊だけ特別な旅先として連れて行ってもらったのが、この街子古鎮です。

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正直なところ、中国語が話せない私には、なぜここを訪れることになったのか分からなかったのですが…

どうやら義母にとっては毎年の恒例行事のようでした。

義母・義姉・義母の友人家族の総勢7〜8人で、車2台に分かれての出発。

私は夫と義姉と、知らない男性(運転手)と同じ車に乗り込みました。

道中、高速道路では検問のような交通指導に遭遇。
うっかりシートベルトをし忘れていた私は、警察官のような人に

「アンチェンタイ!アンチェンタイ!」

と注意されました。

突然の声に一瞬焦ったものの、
「安全帯=シートベルト!」という漢字のイメージが脳内でひらめきました。

hikari
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中国語で初めて意味を理解できた瞬間に、ちょっとだけ感動しました。

車で移動する私たち
車で移動する私たち

この記事では、そんな私の初めての街子古鎮での体験を、印象に残った風景や出来事とともに綴っていきます。

街子古鎮ってどんな場所?

街子古鎮
広場にある門

街子古鎮(ジエズーこちん/Jiēzi Gǔzhèn)は中国四川省成都市崇州にある歴史的な古い町です。

成都から車で1時間半ほどでアクセスできる、週末旅行にもぴったりの観光スポット。
地元の人たちにも人気の、ちょっとした「癒しの小旅行」先です。

明清時代の建物が立ち並ぶ古い街並みが特徴で、石畳の古い街道では伝統的な商店や茶館が軒を連ね、四川の伝統文化を色濃く残しています。

さらに川が流れていて小さな橋が幾つもあるのどかな風景です。

街子古鎮
天気のいい日は散歩してるだけでもきっと満足

観光地らしさはあるものの、人混みに疲れるような場所ではなく、どこか懐かしい空気が流れているのが魅力でした。

hikari
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なんだか日本の岡山県の倉敷美観地区のような場所でした。

古鎮の通りでは、地元グルメの屋台やお茶屋さん、骨董品や手作り雑貨の店が並びます。
街並みが素敵なのでぶらぶらと散策しているだけでも楽しい場所です。

また、お店の前では看板犬や看板猫がゴロゴロしているのが目を引きました。
観光地でありながらゆったりとした温かさがあります。

hikari
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四川省では有名な観光地ですが、中国国内では穴場なんだそうです。

気取らずに、素の中国の美しさに触れられるところが気に入りました。

昼到着、宿泊は義母の“行きつけ”の宿で

お昼ごろ、街子古鎮に到着しました。

中国的な古い街並みに感動しながら、荷物を置きに宿に向かいました。

街子古鎮の街並み
街子古鎮に到着し宿に向かう道中の風景

街子古鎮での宿泊先

義母が毎年利用している宿『惠鑫客栈』
義母が毎年利用している宿『惠鑫客栈

今回泊まったのは、義母が毎年利用しているという『惠鑫客栈』という古い宿でした。

街子古鎮のメイン通りにあるものの目立たない外観で素朴な宿。

宿泊料金は1人1,000~1,500円くらいだったそう。

ただし、壁が薄いためか隣の部屋の声がよく聞こえるつくりで、日本の感覚とは少し違う“ゆるさ”も感じられました。

お風呂とトイレはユニットバス式

これは中国のローカル宿では一般的で、ホテルでもバスタブがない場合がほとんどです。
(シャワーで済ませる文化が根付いています)

義母が毎年利用している宿『惠鑫客栈』の部屋の様子
義母が毎年利用している宿『惠鑫客栈』の部屋の様子

他にどんな宿があるの?周辺ホテル情報もチェック

もし、より快適に街子古鎮を楽しみたい方には、
Trip.comで紹介されている人気ホテルもおすすめです。

▼以下のようなホテルは、1泊4,000~5,000円ほどで、雰囲気のあるデザインが魅力です:

  • 塵囂未遠設計師禪意民宿(崇州街子古鎮)
    → 木造で落ち着いた雰囲気の宿。静かに過ごしたい人に◎
  • 街子古鎮岱嶽藝宿
    → 古鎮の雰囲気を残しつつ、モダンなインテリアが特徴
  • 知了·Clouds浮光·雲境舍(新中式リゾート美宿)
    → 伝統と現代を融合させたおしゃれな中式リゾート

こうした宿に泊まるのも、街子古鎮を味わい尽くすひとつの楽しみ方だと思います。

街子古鎮での家族それぞれの楽しみ方

まず私たちは宿に荷物を置いて、夫と義姉の3人で街中を散策しました。

その間、義母や叔父、義母の友人たちはというと…

hikari
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なんと宿で麻雀タイム

宿では麻雀テーブルがいくつか設置されていて自由に使えるそうです。

家族旅行でありながら、それぞれが好きなことを自由に過ごしている感じに、
「中国っぽいな」と微笑ましく感じました。

街子古鎮の町並みと魅力

街子古鎮の魅力は、なんといってものんびりとした空気感と、生活の中に根づいた古い町並み

観光地ではあるものの、日常と非日常がゆるやかに溶け合っていて、散策しているだけで心がほぐれるような場所でした。

銀杏広場と字庫塔|街子古鎮で感じた日常の風景

街子古鎮の広場
街子古鎮の銀杏広場

街子古鎮は「川西水乡」「青城後花園」と称される自然豊かな観光地。

その中心付近に位置するのが、銀杏が見どころの「银杏广场(ぎんなん広場)」です。

そこにはベンチでおしゃべりするおばあちゃんたち、のびのびと遊ぶ子どもたちの姿がありました。

私が訪れた12月は、観光客が集まるというよりは、地元の人の憩いの場といった雰囲気でした。

また、街子古鎮の広場に立つ塔は、「字庫塔(じことう)」と呼ばれるそうで写真スポットとして人気です。

この字庫塔は清の道光年間(1821〜1850年)に建てられたそうで、町には明代の井戸、唐代の詩人唐求の旧居といった見どころも今に残されています。

街子古鎮の広場に立つ「字庫塔」
広場の字庫塔

お昼ご飯は「张豆花私房菜」で四川らしい味を

街子古鎮の食堂「张豆花私房菜」
街子古鎮の食堂「张豆花私房菜」

お昼ご飯は、広場の近くにある人気店「张豆花私房菜(ジャンドウホア スーファンツァイ)」で。素朴な雰囲気のお店ですが、地元の人にも人気があるようでした。

義母の友人家族も含めた大人数での食事になりました。

メニューを見てもどんな料理かわからないので、注文は家族におまかせ。

メニュー表
お店のメニュー表

一品200円〜1500円くらいで注文できる価格帯です。

魚や野菜炒めや豆腐など。
味はピリ辛だったり甘辛だったり。

近くのお店で購入したものや家から持ってきたお酒やつまみなども広げて賑やかな昼食でした。

みんなで円卓を囲みながらの食事は、中国ならではの醍醐味です。

昼食の様子、豆腐は正直臭かったです

街のシンボル「瑞龍橋」

瑞龍橋
瑞龍橋

街子古鎮のシンボル的存在とも言えるのが、「瑞龍橋(ずいりゅうきょう)」です。
古鎮を流れる川にかかっており、ここも写真スポットとしても人気。

天井や壁面の装飾なども古典的で華やかで、中国に来た!って感じでした。

瑞龍橋の内側
瑞龍橋の内側

橋の入り口あたりから橋の下に降りることができます。
川沿いを歩くことができ、カフェや茶館もあり、橋を眺めながらゆっくりお茶を楽しむこともできるようでした。

ウィンドーショッピング

通りには観光客向けの小さなお店がずらりと並びます。

  • 土産物
  • お茶、お酒
  • お菓子
  • 手作りの民芸品
  • マッサージ

など、見たこともないような食べ物や見ているだけでも楽しいラインナップ。

街でも見るタピオカドリンクなどで有名なチェーン店など、見慣れた店もあります。

他にも、アパレル店もありチャイナドレスの専門店などの伝統と現代が交わる町並みが魅力的でした。

晩御飯は「王牛肠」で四川名物を

街子古鎮「王牛肠」

晩御飯は、お昼ご飯と同じく義母の友人家族も含めた大人数での食事になりました。
王牛肠(ワンニュウチャン)」という鍋料理のお店です。

牛肉と野菜たっぷりの鍋でお昼よりヘルシーな晩御飯でした。

ここでも、家から持ってきたお酒と街子古鎮のお店で買ったソーセージを持ち込んで、みんなとシェアして楽しみました。

その中でも特に美味しかったのは、義母と義母の友人が持ち込んだ四川風のピリ辛ソーセージです。
独り占めしたくなるくらいに美味しかったです。

持ち込んだ食材を広げる義母と友人
持ち込んだ食材を広げる義母と友人
街子古鎮「王牛肠」で鍋料理
街子古鎮「王牛肠」で食べた鍋料理

夜の古鎮は幻想的

夜の街子古鎮
夜の街子古鎮

晩御飯を食べ終えて外に出ると、日が暮れてからの街子古鎮は、まるで別世界に迷い込んだような雰囲気でした。

昼間に歩いた瑞龍橋や字庫塔といった建物が、黄金色の灯りで照らされて、夜空の中に浮かび上がって見えました。

どの建物も輪郭がくっきりと浮かび上がり、屋根の装飾や柱の彫刻までもが美しく映えるその光景は、写真では伝えきれないほどの迫力でした。

特に、字庫塔はライトアップされた木々とともにそびえ立ち、空に向かって伸びるような姿が印象的でした。

観光客の足音もまばらになった時間帯だからこそ味わえる、しんとした静けさの中に広がる光の風景…それは、旅先の夜ならではの贅沢な時間でした。

夜の街子古鎮
夜の「瑞龍橋」
夜の街子古鎮
夜の「字庫塔」

朝ごはんはやさしい味わいの「豆腐脳」

朝ごはんに食べた「豆腐脳」
朝ごはんに食べた「豆腐脳」

翌朝、義姉と夫と一緒にローカルの朝ごはん屋さんへ。

そこでいただいたのが、中国の定番朝食のひとつ「豆腐脳(ドウフナオ)」でした。

豆腐脳とは、とろとろの柔らかい豆腐に、醤油や薬味をかけて食べる温かい料理です。
地方によって味付けは異なりますが、街子古鎮で食べたのは甘い系。

あっさりした豆乳プリンみたいな感じ。

旅先の朝にぴったりの一品でした。

夫と義姉の3人で食べに行きました

その後義母が買ってきてくれたコーンスープを飲みました。

パッケージの上部に「MILK TEA」としっかり書かれていたのでミルクティーが飲めるとウキウキで口にしたら、まさかのコーンスープでした…笑

ミルクティーだと思って飲んだらコーンスープだった
ミルクティーだと思って飲んだらコーンスープだった

まとめ|街子古鎮で感じた「家族の旅」

今回の街子古鎮での一泊旅行は、正直、なぜそこに行くことになったのかもよく分からず、中国語も分からないまま、気づけば義母や親戚たちと車に乗って出発していました。

泊まった宿は義母の行きつけで、壁も薄く、ユニットバス。
日本とはいろいろ勝手が違うなと思いつつも、これはこれで貴重な経験でした。

街子古鎮は、観光地として整備された場所で、建物や道もきれいに整っていて、活気がありました。

食べ歩きやウィンドーショッピングも楽しく、写真を撮りたくなるようなスポットも豊富です。

夜には建物がライトアップされて、瑞龍橋や字庫塔が金色に輝き、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に。
朝は豆腐脳を食べて、また車で帰路に。

あっという間の一泊でした。

家族に混ざって連れて行かれた旅でしたが、観光と家族の時間が混ざったような不思議な体験で、なんだかんだ印象に残る1日になりました。

また行きたいなと思える場所です。

hikari
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この記事がこれから中国成都を旅行をする人の参考になれば嬉しいです!

街子古鎮アクセス・基本情報(補足)

  • 地名:街子古鎮(Jiezi Ancient Town / 街子古镇)
  • 所在地:四川省成都市崇州市
  • アクセス:成都市中心部から車で約1.5時間
  • 備考:週末や連休は混雑することもあるので、平日宿泊が穴場

街子古鎮について

▶︎在重慶日本国総領事館より街子古鎮

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