四川省・成都近郊にある古鎮「街子古鎮」を訪れたとき、チャイナドレス専門店「錦瑟良縁」に立ち寄りました。
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やっぱり中国といえばチャイナドレスですよね!
旅先で素敵な一着と出会えたら…。
そんな思いで入ったお店では、伝統とモダンが融合した美しいドレスが並び、思わず7着も試着してしまいました。
この記事では、街子古鎮のレトロな雰囲気と、チャイナドレス選びの体験を写真とともにお届けします。
街子古鎮とは?|成都近郊のレトロな観光地

街子古鎮(ジエズーこちん/Jiēzi Gǔzhèn)
四川省成都市の中心部から西北に約60キロほどにある歴史ある古鎮です。
成都から車で1時間半ほどでアクセスできる、日帰りにもぴったりの観光スポット。
地元の人たちにも人気の、ちょっとした「癒しの小旅行」先です。
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私の義母は毎年訪れているそうで、今回は義母の行きつけの宿泊先に一泊することになりました。
家族と義母の友人・親戚など車2台で向かいました。
町全体は石畳が敷かれ、川が流れるのどかな風景の中に、明清時代の建物が立ち並ぶ落ち着いた雰囲気。
観光地らしさはあるものの、人混みに疲れるような場所ではなく、どこか懐かしい空気が流れているのが魅力でした。
古鎮の通りには、地元グルメの屋台やお茶屋さん、骨董品や手作り雑貨の店が並びます。ぶらぶらと散策しているだけでも楽しい場所です。
お店の飼い猫や飼い犬がゴロゴロしていたり、観光地でありながらゆったりとした生活の匂いも感じられる温かさがあります。
四川省では有名な観光地ですが、中国国内では穴場なんだそう。
気取らずに、素の中国の美しさに触れられるところが気に入りました。
錦瑟良縁との出会い|街子古鎮のチャイナドレス専門店

夫と義姉の3人で街子古鎮の石畳を歩いているとき、ふと目にとまったのが「锦瑟良缘」という名前のチャイナドレス店でした。
店頭には華やかな色合いのチャイナドレスが数点飾られていて、自然と引き寄せられるように足が向きました。
お店の名前「锦瑟良缘(きんしょ・りょうえん)」は、「美しい音楽のような良縁」を意味するロマンチックな言葉。
古典的で詩的なお店の名前も素敵ですね。
店内の様子とチャイナドレスの魅力

中に入ると、店内はこぢんまりとしていながらも、壁一面にさまざまなスタイルのチャイナドレスがずらりと並んでいました。
シンプルな無地のものから、刺繍が施された華やかなデザインまで種類も豊富。
布地もシルク、麻混、ベルベットなど幅広く、「これぞ古鎮で探す楽しさだ」と感じる品揃えでした。
印象に残った店員さんの着こなし
お店の方は親切で、気になるドレスはすぐに試着させてくれたり、とてもフレンドリーでした。
そして何より印象に残っているのは、お店の店員さんのチャイナドレスの着こなしでした。
ギンガムチェックのようなモダンな柄のチャイナドレスに、ゆるく羽織ったカーディガン。
そして足元は、まさかのドクターマーチン風のブーツ。
チャイナドレスって「特別な日に着るもの」というイメージが強かったのですが、まるで日常のファッションのようにさらっと着こなしていて、「あ、チャイナドレスってこんな風に普段使いもできるんだ」と、目からうろこでした。
そんな風に、自分らしいスタイルで気軽に着られるようになるのが、今の目標かもしれません。

街子古鎮で試着した7着のチャイナドレス
お店の中には気になるデザインがたくさんあって、結局7着も試着させてもらいました。
- 緑地にオレンジの花の柄
- 濃い青に赤いパイピング
- 淡い水色ジャガード風の花柄
- ダークグリーンのベルベット素材
- 濃い赤に青いパイピング
- 淡いピンクにレース
- 濃い赤に白いファーのクリスマス風
鏡の前でそれぞれのドレスを羽織っては、「これも素敵…でも次も気になる」とまるで小さなファッションショーを楽しみました。
1着目|グリーン地にオレンジの花の柄
私は緑色が好きなので、入店して一番に気になった一枚です。
生地も薄すぎず、丈感やサイズのゆとり感もちょうどよくて気に入りました。

2着目|濃いブルーに燕脂色のパイピング
濃いブルー地に花柄が薄っすら見えます。
パイピングの赤も濃いエンジ色で、落ち着いた中に豪華さがあり惹かれました。

3着目|淡い水色のジャガード風の花柄
水色と白色のジャガード風デザインで、チャイナボタンもモダンな一着です。
涼しげでおしゃれで、とっても気に入りました。

4着目|ダークグリーンのベルベット素材
一番フォーマルな印象があり、忘年会などの冬のイベント用に一着あってもいいなと思える一着でした。
裾にスリットが入ってなくて、マーメイドデザインのチャイナドレスでした。

5着目|濃い赤に青いパイピング
長袖チャイナドレスも試着してみました。袖口が広くなっているデザインです。
濃い赤にブルーのパイピングが効いていて、華やかさがあります。
でも、私には派手すぎるかなぁと思ったのと、袖がフレアなデザインは似合わないかなぁと。

6着目|淡いピンクにレース
淡いピンクにレースの付いたラブリーな一着。
普段はピンクは好んで選ばないのですが、夫の勧めで試着してみました。
(ラブリーすぎて、正直あんまり似合ってないと思う…)

7着目|クリスマス風チャイナドレス
そして最後に着たのが、濃い赤に白いファーが付いたクリスマスのような印象の一着。
内側が起毛で暖かくて生地に伸縮性もあって着心地がとてもよかったです。

街子古鎮で私が選んだチャイナドレス
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どれもとっても可愛くて、何着か購入したかったですが予算もあるので一着に絞ることにしました。
そんな中で一番最初に気に入った1着目のチャイナドレスを購入することにしました。
一緒にいた夫と義姉も「これはあなたに一番似合うわ」と太鼓判を押してくれました。
チャイナドレスの価格帯
今回、街子古鎮の旅で試着したチャイナドレスの価格帯としては、5,000円〜10,000円くらいでした。
私が購入したものは、日本円にすると5,000円ほどでした。
着てみた感想と今後の使い道
試着したときも思ったのですが、実際にこのチャイナドレスを家で改めて着てみると、シルエットがとても綺麗で、自分が少しシャキッとしたような気分になりました。
普段の服とは全然違うデザインだからこそ、ちょっとした非日常感があって、それがまた楽しいんですよね。
日本でチャイナドレスを着ていける場所
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とはいえ、正直なところ、日本ではどこで着よう?と悩んでしまうのも事実です。
結婚式のお呼ばれには派手すぎるし、かといって普段着にはできないし。
でも、最近は日本でも神奈川・神戸・長崎など、中国文化イベント、チャイナカフェの催し、旧正月のフェスティバルなど、中国系のイベントが各地で開催されることも増えてきました。
他にはディズニーランドとか人目気にせず来ていけそ〜なんて思ったり。
そんなときにこのチャイナドレスを着てお出かけできたら、きっと楽しいだろうなぁ…と、想像がふくらんでいます。
それに、写真撮影にもぴったりの一着なので、ちょっとしたポートレート撮影や記念撮影に使ってみるのもいいかもしれませんね。
YouTubeチャンネルで発信することがあれば衣装として使いたいです。
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今後チャイナドレスの使い所を開拓していきたいと思います!
街子古鎮で出会ったチャイナドレス|旅の思い出として
街子古鎮という静かな古鎮の風情の中で、思いがけず出会った一着のチャイナドレス。
7着も試着して悩んだ時間も含めて、それは旅の中で生まれた特別な縁だったように感じます。
日本ではまだ出番を考え中ですが、店員さんのように気負わず、自分らしくチャイナドレスを楽しめる日が来たらいいなと思います。
これから中国を訪れる方や、古鎮をゆっくり巡りたい方には、街子古鎮と「錦瑟良縁」でのチャイナドレス体験、心からおすすめです。
きっと、あなたにぴったりの一着が見つかるかもしれません。